ダイナミックプライジング導入後のJリーグチケット料金を徹底調査

以前ソシオスのアンケートで、チケットの価格変動に不満を持っている人が少なくないと判明しました。
今年からJリーグでも価格変動性「ダイナミックプライジング」が導入されます。しかし価格の変動が大きいと、やはり不満に感じる人も出るでしょう。
というわけでとりあえず今年1年のチケット価格を追っていこうと思います。

ダイナミックプライジングについて

対戦相手や天候によってチケットの料金が変わるという仕組みです。2018年までは基本的にチケットの料金は固定でした。これが2019年から料金が変動するようになります。
季節やイベントによって航空券やホテルの料金が変わるのと同じような原理です。
優勝などのかかったシーズン終盤などは料金が高くなり、などで集客が落ちると思われる時には料金が安くなるのだろうと予想しています。
なお海外のリーグでは既に多くのところで導入しています。

ダイナミックプライジングのメリット

最大のメリットは収入アップでしょう。DAZNとの契約で大きく収入が増えたJリーグですが、経営で苦しんでいるところは存在しています。
こういうチームにとってダイナミックプライジングは、大きなプラスになると予想しています。
他には転売が減るだろうとJリーグ公式は期待を寄せています。ただこればかりはやってみないと分からないですね。

ダイナミックプライジングのデメリット

一番大きいのはファンの金銭的な負担が増えることです。ホームゲームに関しては年間パスで済ませることもできます。しかしアウェイゲームでは毎回チケットを購入しなければいけません。
今回ダイナミックプライジングを追うきっかけとなったのが、先日発表されたソシオスの結果です。


アンケート実施国アンケートに協力してくれた人チケットの価格安定化を求める割合
ブラジル488人65%
ポルトガル457人50%
UK435人64%
ドイツ448人65%
イタリア541人半数
スペイン451人58%

アンケートを行った6カ国とも半数以上の人がチケットの価格に何らかの不満を抱えています。健全な状態とは言えないでしょう。
ダイナミックプライジングの設定価格幅自体では、日本でも同程度の割合で不満を持つ人が増える可能性があります。

第1節前売り券の価格

全ての座席を追うのは無理なので、バックスタンド側自由席非会員大人1名という条件で価格を追っていきます。1階2階などで複数の値段が選べる場合は、一番安い席を選んでいます。
なおガンバ大阪のホームであるPanasonic Stadium Suitaはバックスタンド側に自由席が無いため、指定席の価格です。

クラブ名第1節
札幌湘南(A)
仙台浦和(H)
3200
鹿島大分(H)
2500
浦和仙台(A)
FC東京川崎(A)
川崎東京(H)
2300(完売)
横浜FMG大阪(A)
湘南札幌(H)
3000
松本磐田(A)
清水広島(A)
磐田松本(H)
2500(完売)
名古屋鳥栖(A)
G大阪横浜FM(H)
3500(指定席)
C大阪神戸(H)
3200(完売)
神戸C大阪(A)
広島清水(H)
2600
鳥栖名古屋(H)
3500
大分鹿島(A)

まとめ

第1節は22日・23日に予定されています。この2日間の天気を見ると全国的に雨や雪の可能性が高いです。
今後チケットの価格が安くなる可能性もあるので、前日あたりにもう1度調べてみるつもりです。