2019年からJリーグは本格的に
ダイナミックプライシング(価格変動性)を導入しました。1年間価格変動を調べてきたので、最終節のみ導入の松本山雅以外のチームの傾向を1つずつ見ていこうと思います。
調査詳細
バックスタンド側自由席非会員大人1名という条件で比較しています。一部スタジアムでは全ての条件を満たす座席が存在していない場合もあります。同じ条件を満たす座席が複数ある場合は、安い方を選んでいます。
ただしノエビアスタジアムではバックスタンド側が全て
指定席であるため、指定席の値段です。
なお完売は
該当座席のチケットが売り切れているだけで、スタジアム全体で完売になっているとは限りません。なお前売り券は前節金曜あるいは土曜に確認した時の値段です。
ヴィッセル神戸では第1節からダイナミックプライシングを導入しています。ですが当初Jリーグチケットでは一部座席しか購入できませんでした。今回掲載するのは、バックスタンド側の座席が購入できるようになった第13節からのものです。
データ参照元:Jリーグチケット(
https://www.jleague-ticket.jp/)
神戸 | 前売り券(約1週間前) | 当日券 | 入場者数 |
| 湘南(H) | | |
第13節(5/26) | ※1 ビック上段指定席 | | |
| 3800 | 3800(完売) | 18091 |
| 大分(H) | | |
第16節(6/22) | ※1 ビック上段指定席 | | |
| 3000 | 4500(完売) | 20192 |
| 名古屋(H) | | |
第17節(6/30) | ※1 ビック上段指定席 | | |
| 4500 | 4500 | 22123 |
| 横浜FM(H) | | |
第20節(7/20) | ※1 ビック上段指定席 | | |
| 4500 | 4500 | 20269 |
| G大阪(H) | | |
第21節(8/2) | ※1 ビック上段指定席、金曜開催 | | |
| 4500 | 4500 | 21276 |
| 浦和(H) | | |
第23節(8/17) | | | |
| 調査漏れ | 調査漏れ | 22513 |
| 札幌(H) | | |
第25節(8/31) | ※1 ビック上段指定席 | | |
| 4500 | 4500 | 20825 |
| 松本(H) | | |
第26節(9/14) | ※1 ビック上段指定席 | | |
| 4000 | 4000 | 20215 |
| FC東京(H) | | |
第29節(10/19) | ※1 ビック上段指定席 | | |
| 4000 | 4000(完売) | 20413 |
| 仙台(H) | | |
第30節(11/2) | ※1 ビック上段指定席 | | |
| 4000 | 4000(完売) | 18975 |
| C大阪(H) | | |
第32節(11/23) | ※1 ビック上段指定席 | | |
| 4000(完売) | 未公開 | 23744 |
| 磐田(H) | | |
第34節(12/7) | ※1 ビック上段指定席 | | |
| 4000(完売) | 4000(完売) | 25243 |
まとめ
前回のガンバ大阪の調査で気になったため、新しく入場者数を追加しました。入場者数とチケットの値段が完全に一致しているわけではありません。ですがある程度の相関関係はあるようです。
これまで6チームのチケット価格の推移を見てきましたが、ヴィッセル神戸が最も変動値が少ないです。比較的安定し観客数のおかげでしょう。営業収益の増加率が目立つヴィッセル神戸ですが入場者数が安定していることも、営業利益を押し上げた大きな要因だと思われます。