2019年からJリーグは本格的に
ダイナミックプライシング(価格変動性)を導入しました。1年間価格変動を調べてきたので、最終節のみ導入の松本山雅以外のチームの傾向を1つずつ見ていこうと思います。
調査詳細
バックスタンド側自由席非会員大人1名という条件で比較しています。一部スタジアムでは全ての条件を満たす座席が存在していない場合もあります。同じ条件を満たす座席が複数ある場合は、安い方を選んでいます。
ただしパナソニックスタジアム吹田ではバックスタンド側が全て
指定席であるため、指定席の値段です。
なお完売は
該当座席のチケットが売り切れているだけで、スタジアム全体で完売になっているとは限りません。なお前売り券は前節金曜あるいは土曜に確認した時の値段です。
ガンバ大阪では
第7節・第16節・第29節の3試合にダイナミックプライシングを導入しました。今回は対象となった3試合と比較対象として直近のホーム開催試合の第5節のチケットの値段を紹介します。
データ参照元:Jリーグチケット(
https://www.jleague-ticket.jp/)
G大阪 | 前売り券(約1週間前) | 当日券 |
| 神戸 | |
第5節(3/30) | ※1 カテゴリー5(指定席) | |
| 3000 | 3500(完売) |
| 浦和(H) | |
第7節(4/14) | ※1 カテゴリー5(指定席) | |
| 2200 | 2600 |
| 湘南(H) | |
第16節(6/22) | ※1 カテゴリー5(指定席) | |
| 3900 | 調査漏れ |
| 川崎(H) | |
第29節(10/19) | ※1 カテゴリー5(指定席) | |
| 3400 | 3300 |
まとめ
ガンバ大阪では2か月以上の間隔を開けてダイナミックプライシングの対象試合を設けました。ダイナミックプライシングによる1回ごとの反動を減らし、かつ季節ごとの変化などを測定することが狙いだと思われます。
湘南戦の当日券の値段を調査できませんでしたが、前売り券を見るとかなり大きな値段の幅が見られます。なお対象3試合の入場者数は、湘南戦が一番少ないです。ダイナミックプライシングというと需要が上がる時に価格が上がるという仕組みのはずですが、このあたりが少しおかしいのかもしれません。