Dota2世界大会The International2020の出場チームを決めるプロサーキットの仕組みを徹底解説

ソシオスと提携しているOGの主戦場はDota2です。Dota2は毎年夏に優秀な成績を収めたチームだけを招待して開催するThe International(以下TI)という大会を開催しています。この招待チームを決める仕組みのことをDotaプロサーキット、通称DPCです。今回はこのプロサーキットについて解説します。

プロサーキットの仕組み

プロサーキットとは、一部の大会で優秀な成績を収めたチームに特別なポイントを与えるという仕組みです。このポイントは1シーズンのみ有効で、次のシーズンに入るとリセットされます。通常のスポーツではテニスのAtpポイントが近いでしょう。

メジャー大会とマイナー大会

プロサーキットの対象となる特別なポイントは、メジャー大会マイナー大会で区別されています。メジャー大会であれば優勝すると4,000ポイント以上、仮に最下位であっても50ポイント~100ポイントを獲得します。
これに対してマイナー大会では、優勝しても150ポイント前後、最下位だと50ポイント前後です。効率よくポイントを稼ぐためには、いかにメジャー大会で優秀な成績を収めるかが重要になります。ただしマイナー大会の中には、メジャー大会への参加枠を争うものもあります。

プロサーキット対象大会

プロサーキットの対象試合は毎年異なります。定番となっている大会もありますが、限定の大会もあります。限定の大会の代表が、世界有数のeスポーツ大会であるESLです。ESLの競技ゲームは固定されておらず、Dota2が入る時と入らない時があるためです。
19‐20シーズンでは、ESLロサンゼルス大会でDota2が採用されました。しかし18‐19シーズンのESLは、1つもプロサーキットの対象になっていません。

TI参加のボーダーライン

2017‐18シーズンでのTI参加のボーダーラインは1,935でした。しかしこの時は仕組みが異なり、プロサーキットから8チーム+地区予選から10チームの合計18チームで構成されています。
2018‐19シーズンのボーダーラインは1,140です。この年のTIは、プロサーキットから12チーム+地区予選から6チームの合計18チームとなっています。2019‐20シーズンも18‐19シーズンと同じ構成の予定です。そのためTI参加のボーダーラインは、1,000前後になるでしょう。

1,000ポイントの獲得方法

上でも説明していますが、マイナー大会では優勝しても150ポイント前後です。そのためマイナー大会のみで1,000ポイントを稼ぐのは簡単ではありません。
一方メジャー大会では、5位-6位で900ポイント、7位-8位で450ポイントです。出来れば5位-6位、最低限7位-8位に入れば、1,000ポイントは現実的な数字となります。

まとめ

プロサーキット対象試合であるESLロサンゼルスには、OGも参加します。TI参加を考えると、5位-6位に入ることが出来るかが注目ポイントになるでしょう。
なおDota2がプロサーキットを導入したのは2017‐18年からです。まだ3年目の途中ですので、今後変更されるかもしれません。