OGから派生したOGseedやOG CS:GOを徹底解説

2019年のThe International(以下TI)閉幕までOGは1チームだけでした。しかし2019年末に向けてOG SeedとOG CS:GOというチームが誕生、合計3チームとなっています。
今回はオリジナルであるOGと派生したOG Seed・OG CS:GOの違いを解説します。

OGとは

Dota2を専門としたeスポーツチームです。Dota2最高峰の大会であるTIで2018年、2019年の連覇を果たしました。TIは2011年から始まった大会で、年に1度開催されています。執筆時点でTIを2度優勝したチームはOGのみ、当然連覇したのもOGのみです。

OG Seedとは

OGと同じく、Dota2を専門としたeスポーツチームです。OGの弟分のチームと言えるでしょう。ESL One ロサンゼルス2020のヨーロッパオープンでは、OGとOG Seedで1位と2位を独占しました。

OG CS:GOとは

こちらはDota2ではなくCS:GOを専門としたeスポーツチームです。まだ優勝経験こそありませんが、2019年12月から2月までの3か月で4大会に出場、合計66,500ドルの賞金を稼いでいます。

OG関連3チームとソシオスドットコムの関係

OGとソシオスドットコムが提携したのは、派生チームの誕生していない1チームだけの時でした。そのためOG SeedやOG CS:GOとソシオスドットコムとの関係は不明瞭です。
しかしよくよく考えてみると、派生2チームとソシオスドットコムとの関係はあまり重要ではないというのが私個人の結論です。OG SeedやOG CS:GOの影響をOGも受けるためです。

OG SeedやOG CS:GOからの影響1‐ホームページが一緒

OG3チームは、同じホームページ上で紹介されています。このため運営母体も同じではないかと想像されます。OG SeedやOG CS:GOの試合でもレッドブルのロゴを見たので、スポンサー関係もまとめて契約しているのかもしれません。

OG公式ホームページ

OG SeedやOG CS:GOからの影響2‐練習相手が増える

OGとOG Seedは、同じDota2を専門としています。このためOGとOG Seedの合同練習も可能です。練習相手が増えることで、情報収集や対策の幅が広がるのではないかと期待しています。

OG SeedやOG CS:GOからの影響3‐どのチームも一定の成果を上げている

OGのように世界大会で優勝のような目覚ましい成果は上げていませんが、OG SeedとOG CS:GOは一定の結果を残しています。他のチームの成績は、OGにも良い刺激になるのではと思っています。

まとめ

第3者目線から見ると、チームが増えて違いが分かりにくくなりました。しかしチームが増えたことによるメリットも存在します。
OG本体は、ESL One ロサンゼルス2020のヨーロッパクローズドでも1位-2位となりました。これによりESL One ロサンゼルス2020でヨーロッパ代表となり、TI10への出場が近づいています。これも他2チームから少なからず影響を受けた結果ではないでしょうか。