Dota2の世界大会The International9の優勝賞金や歴史などを徹底解説

2011年から始まったThe International(以下TI)は、2019年8月20日に開催されるTI9で9回目を迎えます。開幕前ということで特別ページも立ち上げられました。
そこで今回は特設ページの情報や参加チームの選抜方法などについて紹介します。

TI9の優勝賞金

TI9の総合賞金は、初期プールの160万ドル+バトルパス売り上げ25%で計算されます。そのため執筆段階でも総合賞金は増加し続けており、3,300万ドル弱まで膨れ上がりました。
TI9の特設ページでは、集計段階での優勝賞金も公開されています。現段階での優勝賞金は約1,500万ドル、2位約400万ドル、3位約300万ドル、4位約200万ドルとなっています。
ちなみにTI8の優勝賞金は、約1,123万ドルです。現段階の優勝賞金と去年の優勝賞金を比べると、TI9の現段階の優勝賞金でも去年の30%UPとなっています。

参加チームの選抜方法

TIの歴史の中で参加チームの選抜方法も変化しています。TI7までは招待枠がありました。しかしTI8からは招待枠ではなく、そのシーズンの指定された他の大会の成績でランキングをつけるプロサーキット制度が導入されています。
逆に言うと指定されていない大会で高成績を獲得しても、プロサーキット上位にはなれません。TI自体もプロサーキットには含まれておらず、仮にTIで優勝しても来年のTIに出場するためには他の指定大会で高成績を収めてランキングを上げるなどの必要があります。
なおDota2にはプロサーキット制度対象試合とは別に、南米・北米・欧州などの予選も開催されています。この予選で勝ち抜いたチームも招待枠やプロサーキット制度とは別にTIに参加可能です。
過去には予選枠から出場したチームがTIで優勝した例もあります。TI8のOGも予選枠で出場し優勝しています。

2度優勝したチームなし

これまで8回行われたTIで優勝したチームは全て異なっています。当然連覇したチームも存在していません。
2度目の優勝に最も近かったのはTI1で優勝したNatus Vincereです。
Natus VincereはTI2、TI3でも決勝戦に出場しました。しかしどちらも準優勝に終わっています。
連覇という意味でもTI9のOGは注目を集めています。



まとめ

TIにはまだサッカーのチャンピオンズリーグほどの歴史はありません。ですがルールの整備や優勝賞金の増加などを重ねて徐々に大会の規模を大きくしています。
Twitchでのマルチキャストでは、英語・中国語・ロシア語の3言語に対応しています。将来的には日本語にも対応してくれるかもしれません。