チリーズが上場した16の取引所の中での傾向を徹底解説



チリーズがブラジルとアジアの取引所に上場しました。執筆段階で既に取引開始となっています。これでチリーズが公式に上場した取引所は、BEP2とERC20合わせると16カ所となります。今回は上場した16の取引所から傾向を解説します。

法定通貨絡みのペアの取引量が多い


コインマーケットキャップを見ると、1位と2位はバイナンス、3位にパリブ、4位にアップビットが来ています。バイナンスはともかく、パリブやアップビットが上位に並ぶ銘柄はなかなか見られないかと思います。原因と思われるのが法定通貨との取引ペアです。
同様に法定通貨との取引ペアを提供しているコインDCX、上場したばかりのメルカードビットコインも高い取引量を誇っています。


特定の取引所への依存度が高い


上のコインマーケットキャップのランキングで判断できますが、バイナンス、パリブ、アップビットだけで全体の取引の40%を占めています。これはメリットでもありデメリットでもあります。
メリットとしては、このような上位の取引所は、ファントークンを上場してくれる可能性も高いということです。先日チリーズは、チリーズネット以外の取引所でもファントークンの取引を可能にする方法を発表しました。法定通貨とファントークンの取引ペアの可能性も示唆されています。


普及にはまだ遠い


デメリットは、チリーズの提唱する普及にはまだ遠いということです。スポーツやエンターテイメントは多くの国や地域に存在します。にも拘わらず一部の取引所に取引量が偏っているということは、まだチリーズの働きが十分ではない、浸透していないということでしょう。

まとめ

チリーズの上場が続いていますが、全ての取引所で十分な取引量を維持しているわけではありません。今後は取引所や地域の特性に適合していくことが求められていくと思われます。
ファントークンの上場も特性適合に向けての施策かもしれませんね。