2019年からJリーグは本格的に
ダイナミックプライシング(価格変動性)を導入しました。1年間価格変動を調べてきたので、最終節のみ導入の松本山雅以外のチームの傾向を1つずつ見ていこうと思います。
調査詳細
バックスタンド側自由席非会員大人1名という条件で比較しています。一部スタジアムでは全ての条件を満たす座席が存在していない場合もあります。同じ条件を満たす座席が複数ある場合は、安い方を選んでいます。
なお完売は
該当座席のチケットが売り切れているだけで、スタジアム全体で完売になっているとは限りません。なお前売り券は前節金曜あるいは土曜に確認した時の値段です。
名古屋グランパスでは
第1節からダイナミックプライシングを導入しました。ホームで開催された全17試合のチケットの値段をまとめます。
データ参照元:Jリーグチケット(
https://www.jleague-ticket.jp/)
名古屋 | 前売り券(約1週間前) | 当日券 |
| C大阪(H) | |
第2節(3/2) | B自由席※パロマ瑞穂 | |
| 5200 | 4200(完売) |
| 札幌(H) | |
第5節(3/30) | ホーム自由席※豊田 | |
| 2300 | 2300 |
| 磐田(H) | |
第8節(4/20) | B自由席バック※豊田 | |
| 3100 | 3600 |
| 広島(H) | |
第9節(4/28) | B自由席バック※豊田 | |
| 3100 | 3100 |
| 浦和(H) | |
第11節(5/12) | B自由席バック※豊田 | |
| 2800 | 3900 |
| 松本(H) | |
第13節(5/26) | B自由席バック※豊田 | |
| 2400 | 3400 |
| 清水(H) | |
第16節(6/22) | B自由席 ※パロマ瑞穂 | |
| 3300 | 4200 |
| 湘南(H) | |
第18節(7/7) | B自由席※パロマ瑞穂 | |
| 3000 | 3000 |
| G大阪(H) | |
第20節(7/20) | B自由席バック※豊田 | |
| 4800 | 4800(完売) |
| 川崎(H) | |
第22節(8/10) | B自由席バック※豊田 | |
| 5200(完売) | 5200(完売) |
| 横浜FM(H) | |
第24節(8/24) | B自由席※パロマ瑞穂 | |
| 5800 | 5800(完売) |
| FC東京(H) | |
第25節(8/30) | B自由席※パロマ瑞穂、金曜開催 | |
| 4800 | 4800 |
| 大分(H) | |
第28節(10/5) | B自由席 ※パロマ瑞穂 | |
| 3600 | 3600(完売) |
| 仙台(H) | |
第29節(10/19) | B自由席 ※パロマ瑞穂 | |
| 3600(完売) | 4600(完売) |
| 神戸(H) | |
第31節(11/9) | B自由席バック※豊田 | |
| 4600 | 4600 |
| 鳥栖(H) | |
第32節(11/23) | B自由席バック※豊田 | |
| 3200 | 2800(完売) |
| 鹿島(H) | |
第34節(12/7) | B自由席バック※豊田 | |
| 3800 | 4400 |
まとめ
名古屋グランパスでは、豊田スタジアム(収容人数4万5,000人)とパロマ瑞穂スタジアム(収容人数2万7,000人)を使い分けています。基本的には観戦者数が多いと予想される試合を豊田スタジアム、それ以外をパロマ瑞穂スタジアムとなっていることが多いようです。
ただし2019年にはラグビーW杯が開催されました。豊田スタジアムもラグビーW杯の会場となったため、第24節の横浜FM戦、第25節のFC東京戦がパロマ瑞穂スタジアムで開催されています。この2試合が、今季の名古屋グランパスのホーム戦のチケットの価格で1番と3番目タイの値段となりました。
また前売り券と当日券の価格差が不明確というところも特徴でしょう。基本的には前売り券の方が最大1,000円以上も安いのですが、第2節のC大阪戦や第32節の鳥栖戦では当日券の方が安くなっています。出来るだけチケットを安く買いたい人は、気にしておいた方がいいかもしれません。