2019年からJリーグは本格的に
ダイナミックプライシング(価格変動性)を導入しました。1年間価格変動を調べてきたので、最終節のみ導入の松本山雅以外のチームの傾向を1つずつ見ていこうと思います。
調査詳細
バックスタンド側自由席非会員大人1名という条件で比較しています。一部スタジアムでは全ての条件を満たす座席が存在していない場合もあります。同じ条件を満たす座席が複数ある場合は、安い方を選んでいます。
なお完売は
該当座席のチケットが売り切れているだけで、スタジアム全体で完売になっているとは限りません。なお前売り券は前節金曜あるいは土曜に確認した時の値段です。
清水エスパルスでは
第15節~第25節の間でダイナミックプライシングを導入しました。比較対象として直前のホーム戦である第13節のチケットの値段からまとめます。
データ参照元:Jリーグチケット(
https://www.jleague-ticket.jp/)
清水 | 前売り券(約1週間前) | 当日券 |
| 仙台(H) | |
第13節(5/25) | Aゾーン席 | |
| 3700 | 非公開 |
| 横浜FM(H) | |
第15節(6/15) | Aゾーン席 | |
| 3700 | 非公開 |
| 神戸(H) | |
第18節(7/6) | Aゾーン席 | |
| 6200 | 非公開 |
| FC東京(H) | |
第20節(7/20) | Aゾーン席 | |
| 3700(完売) | 3700(完売) |
| 松本(H) | |
第22節(8/10) | Aゾーン席 | |
| 4400 | 3400 |
| 札幌(H) | |
第23節(8/17) | Aゾーン席 | |
| 3700 | 3000 |
| 鹿島(H) | |
第25節(9/1) | | |
| 調査漏れ | 3100(完売) |
| 名古屋(H) | |
第26節(9/13) | Aゾーン席※金曜開催 | |
| 3700 | 4200 |
| 広島(H) | |
第29節(10/19) | Aゾーン席 | |
| 3700 | 4200(完売) |
| 磐田(H) | |
第30節(11/2) | Aゾーン席 | |
| 4200 | 4700 |
| 大分(H) | |
第32節(11/23) | Aゾーン席 | |
| 3700 | 4200 |
| 鳥栖(H) | |
第34節(12/7) | Aゾーン席 | |
| 4200 | 4700 |
まとめ
シーズン序盤の清水エスパルスの当日券は、Jリーグチケットでは購入できませんでした。しかし20節から購入可能となっています。
チケットの値段では、第18節の神戸だけが6,000円越えと飛びぬけています。しかし20節・22節・23節と比較的価格は安定している方でしょう。
なおダイナミックプライシングが終了した第26節以降は、LOW/MIDDLE/HIGHの3段階のでチケット価格が設定されました。26節・29節・32節がMIDDLE、30節・34節がHIGHでの運用です。
集客の見込める夏の間だけダイナミックプライシングで運用しデータ収集するというのも効果的な方法なのかもしれません。