Chiliz(チリーズ)がERC20でCrypto.comとBitfinexに上場した理由を推察

チリーズがクリプトドットコムビットフィネックスに上場することが発表されました。この上場で特徴的なことは、両方ともBEP2ではなくERC20での上場することです。今回はERC20で上場する理由を推察してみます。

理由1.法定通貨との取引

クリプトドットコムとビットフィネックスは、どちらも法定通貨との取引を採用していることです。しかも取り扱っている法定通貨は、1種類ではありません。
公式サイトにある画像から判断するとクリプトドットコムは、米ドル・シンガポールドル・香港ドル・英ポンド・ユーロ・日本円・豪ドルを取り扱っているようです。ビットフィネックスも米ドル・ユーロ・英ポンド・日本円をサポートしています。
クリプトドットコムは取引所の中でも特殊な仕組みを採用しているため、直接取引をしているとは言いにくいです。しかしビットフィネックスは、直接CHZ/USDの取引が出来ることが明らかになっています。
これにより、これまであまり仮想通貨に触れたことがない人でもCHZが購入しやすくなったといえるでしょう。

理由2.アプリとの適合性

現在CHZは、イーサリアムチェーンのERC20CHZとバイナンスチェーンのBEP2CHZの2種類があります。送金手数料などで有利なのはBEP2CHZです。しかし元々ERC20CHZで開発されていたこともありソシオスアプリとの適合性は、ERC20CHZの方が上だと言われています。
クリプトドットコムやビットフィネックスのユーザーに対してチリーズは、アプリ利用を想定しているのかもしれません。

まとめ

総合して考えると今回の上場は、仮想通貨には興味があるけれど本格的な投資にまでは踏み切っていない人を対象にしているのだと思います。特にソシオスと提携しているチームの元々のファンでソシオスとの提携により仮想通貨に興味を持ったという人には、投資に挑戦しやすくなっている気がします。
後はガラタサライのファンが参加しやすいように、トルコリラで直接取引できるような取引所に上場してほしいところですね。