chiliz(チリーズ)のファントークンは変動相場性の見通し

1月5日、情報フォーラムMediumにsocios(ソシオス)からの投稿がありました。それによると、どうやらソシオスをプラットフォームとして発行されるファントークンは変動相場制を採用しているようです。

https://medium.com/socios/fan-token-price-fluctuation-to-create-a-new-narrative-for-the-business-of-football-3895430e827a

変動相場制とは

変動相場制とは、その時の状況や環境によって価格が変動する方式です。多くの株や為替が変動相場制を採用しています。
仮想通貨も多くは変動相場制です。しかしテザーやトゥルーなどのステーブルコインは変動相場制ではなく、固定相場制となっています。

ファントークンが変動相場制を採用するメリット

変動相場制のメリットは、価格が高騰する可能性があることですね。特にファントークンに関しては、サポーターの興味を持つ投票を提案することで価格の高騰に繋がると思われます。
価格の高騰はそのまま各クラブの資産に繋がりますので、投票提案者側もモチベーションを高く維持できるのではないかと考えています。株とはまた違った値動きをしてくれるまもしれません。
とはいえ既にソシオスと提携しているパリ・サンジェルマン、ユベントス双方とも、運営方針とは直接関与しない範囲と明言しています。どのような投票を提案してくれるのか楽しみですね。

ファントークンが変動相場制を採用するデメリット

個人的にデメリットになるかもしれないものとして、投票権の高騰を懸念しています。
ファントークンはそのまま投票権になると思われるので、ファントークン自体が高騰すると、投票権自体も高騰するんじゃないかと心配しています。
とはいえチリーズも、そのあたりの問題は想定していることでしょう。1票=1トークンではなく1票=0.1トークンにするなど、工夫してくるのではないかと期待しています。



まとめ

人種・国籍・性別・年齢などさまざまな要素を超えて気軽に投票できるようにすることが、チリーズの成功の鍵になるだろうと私は考えています。
1票=1ドル程度に収まってくれれば、比較的多くの人が投票に参加できるのではないでしょうか。