chiliz(チリーズ)のセキュリティ監査をしたCertiK(サーティケイ)


2019年1月2日、チリーズCEOであるアレクサンドレ・ドレイファス(以下アレックス)のTwitter上で、チリーズがセキュリティー審査を通過したことが報告されました。
最近仮想通貨業界では、取引所のハッキングや51%攻撃などのサイバー攻撃が多数報告されています。かつてはThe DAOが多額のハッキングを受けました。最近ではイーサリアム・クラシックが51%攻撃を受けたのではと言われています。
仮想通貨自体もセキュリティー審査を受けるのは当然なのかもしれません。
とはいえ、これまでサーティケイという企業を聞いたことがなかったので、今回調べてみました。

バイナンスラボが支援

仮想通貨取引所として有名なバイナンスですが、実は取引所以外にも多くの事業を展開しています。そのひとつがバイナンスラボです。
バイナンスラボは仮想通貨やブロックチェーンの研究を行うと同時に、いくつかのスタートアップ企業にも投資を行っています。その中のひとつがサーティケイになります。
具体的な支援額は明らかにされていませんが、情報フォーラムMediumにバイナンスラボが投稿した記事によると、数百万ドル規模での投資と書かれています。

取引所も審査

現在サーティケイは、取引所の審査も行うオートスキャンの開発も行っているようです。仮想通貨取引所はそれぞれ個別にセキュリティの審査を受けていますが、一般利用者から見るとどこが信頼できるセキュリティ会社なのかはっきりしません。
サーティケイが主要な取引所を一括して審査してくれるのであれば、取引所の信頼度も一段上がるのではないでしょうか。



まとめ

今回サーティケイを調べた理由のひとつに、ウォレットの審査をやっているのかの確認があります。
2019年1月現在、チリーズのプラットフォームであるソシオスのウォレットが開発されています。このウォレットもサーティケイが審査するのではないかと思って調べていたのですが、そこまでは確認できませんでした。
とはいえウォレットのセキュリティを審査する機関は他にもあります。ソシオスのウォレット発表前には何らかのセキュリティ審査機関からの通過発表があるのではと予想しています。
また2018年11月から12月にかけて行われた賞金キャンペーンの賞金配布は、ソシオスウォレット完成後になるようです。賞金目的の人もソシオスウォレットの完成を楽しみにしておくと良いかもしれません。