英プレミアリーグ7クラブがビットコインの取引を行うeToroと提携


SNSを使って仮想通貨を含む金融商品の取引を行える企業eToro(イートロ)とイングランドプレミアリーグの7クラブが提携しています。該当クラブは以下の7つです。

・クリスタルパレス
・サウザンプトン
・トッテナムホットスパー
・レスターシティ
・ニューキャッスル
・ブライトン&ホーヴ・アルビオン
・カーディフ


イートロとは


 仮想通貨だけではなく、為替や株の取引も行っている金融企業です。140カ国対応ということだったので試しにどんな感じで取引されているのか見てみようとしましたが、日本とカナダは対応外だと断られました。
ですがリップル/日本円、EOS/日本円といった取り扱いペアが存在しているという変わった取引所でもあります。
SNSを使ったトレードを認めており、SNSで紹介された他の人のトレード方法を真似ることや真似されることで報奨金を得ることが出来ます。

該当7クラブについて


イングランドプレミアリーグは全20クラブで構成されているため、7クラブが提携しているということは全体の35%と提携していることになります。提携しているクラブ間では移籍金をビットコインで支払うことも出来そうです。
ただクラブ資産価値の高いマンチェスター・シティやリバプールがまだ参加していません。特にリバプールはサウザンプトンから数多くの選手を獲得しているので、eToroと提携したら仮想通貨の市場が活性化する可能性を秘めています。

ビットコイン支払いのメリット

メリットとして大きいのは税金と国際送金でしょう。ポンドによる移籍金の支払いだと税金の対象になりますが、ビットコインを含む仮想通貨による支払いだと税金の対象にならない可能性があります。
国際送金は主にEU圏外からの選手の報酬に対するメリットです。欧州サッカーには南米出身の選手も少なくありません。そのような選手に対して仮想通貨で報酬が支払えるのであれば、選手側は新しく銀行口座をつくる必要も無く母国への送金も楽になります。


ビットコイン支払いのデメリット

問題はビットコインの価格変動幅の大きさでしょう。以前はビットコイン決済を認めていたオンライン上でゲームの販売を行っているSteam(スチーム)が、ビットコインの価格変動の激しさを理由にビットコイン決済を廃止しています。
2018年4月あたりからビットコイン相場は安定していますが、今後再び高騰を始めるとデメリットが大きくなるかもしれません。