チリーズと提携したアラメダリサーチについて徹底解説

Mediumより

8月18日、チリーズがアラメダリサーチと提携しました。この時発表された内容によると、流動性増大とエコシステム強化が目的となっているようです。今回はこのアラメダリサーチについて解説します。
なおアラメダリサーチの公式サイトは、以下のURLとなっています。

https://www.alameda-research.com/

 

マーケットメイクやOTC取引サービスを提供


アラメダリサーチの公式サイトには、マーケットメイクOTC取引がサービスとして記載されています。マーケットメイクには、アビートラージ、中規模量的戦略、マーケットメイク、中立市場と4つ挙げられています。
この中でもマーケットメイクには上位35取引所のすべての主要コイン、派生コイン、アルトコインの流動性を提供しているようです。チリーズとの提携目的にある流動性増大も、このマーケットメイク能力が関わっているのでしょう。

OTC取引についてはタイトなスプレッドなどを利点として挙げています。チリーズネットにもOTC取引はありますので、多少関係があるのかもしれません。

サム・バンクマン・フライとの繋がり

サム・バンクマン・フライ(Sam Bankman-Fried)はアラメダリサーチのCEOであり、デリバティブ取引所FTXのCEO兼創設者です。
FTXではネイティブトークンのFTTとFTXでステーキングできるプロジェクトセラム(SRM)を取り扱っています。チリーズにもステーキングの話が出ているようなので、このあたりの意見交換も行われているのかもしれません。

独自のボリュームモニター

仮想通貨の取引は水増しされているという話があります。いくつかレポートを出している調査会社もありますので、完全に潔白という可能性は薄いと個人的には思っています。
問題はどこの取引所が水増ししているかということです。このような工作を行っている取引所は、どうしても信頼度が下がります。チリーズやファントークンを上場させる取引所を選ぶときに、信頼度は1つの指針になるでしょう。
FTXは仮想通貨の取引量をモニターしています。どの程度正確にモニターできているのか分かりませんが、参考にはできると思います。

まとめ

今回の提携で注目したいのはエコシステムの成長サポートです。流動性の増大は確かに重要ですが、現状ではそこまで不足しているとも思いません。一方でチリーズのエコシステムはやや遅れ気味です。チャット機能の実装もまだ時間がかかるようです。このような部分をサポートしてもらえるのであれば、より信頼できる仮想通貨になると思います。