ERC20CHZ(チリーズ)とBEP2CHZの違いや変換によるメリット・デメリットを徹底解説

チリーズにはERC20CHZBEP2CHZという2種類があります。先日メディウムにてERC20CHZ→BEP2CHZへと変換する方法が公表されました。しかしこの変換は片道で、BEP2CHZ→ERC20CHZに変換することは出来ません。
そこで今回はERC20CHZとBEP2CHZの違い、変換することによるメリット・デメリットをまとめてみます。
なお変換方法はこちらで紹介されています。
https://medium.com/@chiliz/chiliz-swap-changing-your-erc-20-chz-to-bep-2-chz-a497490c5dc9

ERC20CHZとBEP2CHZの違い

簡単に言うと使っているブロックチェーンの違いです。ERC20CHZはイーサリアムのブロックチェーンを使っています。これに対してBEP2CHZはバイナンスチェーンを使っています。
この他にも、配布状況に違いがあります。既に一般配布されているCHZはERC20CHZです。BEP2CHZはまだ一般配布されていません。既にCHZを受け取っている人にとっては、こっちの方が分かりやすいかもしれませんね。

変換によるメリット

現段階でERC20CHZ→BEP2CHZに変換しておく一番大きなメリットは、バイナンスDEXに上場した時に取引できることです。
あとは将来的な変換が必須になった時に手間を省けることでしょうか。

変換によるデメリット

デメリットとして一番大きいのは、ERC20CHZに戻せないことです。これにより以下の3つのデメリットが生まれると予想されます。

・アプリローンチ直後のsocios.comに預けられない

これについては、上で紹介したメディウムに書かれています。socios.comアプリ内では、2019年の第3四半期第4四半期にBEP2CHZで統合することを目指しているそうです。
ローンチ直後はERC20CHZでのみアプリに預けることができるとも書かれています。
もしローンチ直後からアプリを使いたい人は、BEP2CHZに変換しないことをお勧めします。

・使用するウォレットが限定される

ERC20トークンに対応しているウォレットは案外多いです。ですが現段階でBEP2トークンに対応しているウォレットはトラストウォレットなど限定されています。
BEP2CHZにすると、普段使っているウォレットに保管できなくなるかもしれません。
なおレジャーナノXはバイナンスチェーンに対応しているそうです。

・イーサスキャンでトランザクションが確認できない

BEP2CHZはバイナンスチェーンを使っているため、イーサスキャンではトランザクションの確認が出来ません。バイナンスチェーンエクスプローラーなどを使うことになります。

まとめ

上場直後からチリーズを売りたい人はBEP2CHZに変換しなければなりません。しかし、それ以外の人は、今すぐ変換する必要はないんじゃないかと思っています。
特に現段階では、BEP2CHZ→ERC20CHZに戻すことが出来ません。変換を考えている人でも、全部ではなく一部だけ変換しておくという方法もありだと思います。