OKExがアーセナル、チェルシー、リバプールなど4試合に広告


先日ボーンマスvsリバプールの試合を見ていたら、電光掲示板にマルタの仮想通貨取引所OKExの名前が出てきて思わず2度見しました。どうやらプレミアリーグ4試合だけ広告を出したようです。
合わせて電光掲示板にOKExの文字が出ている写真を撮ると抽選で4名に50ドル当たるキャンペーンも行われました。

広告の出た4試合について

実際に公告の出た4試合を見ると、OKExのしたたかな戦略が見えてきます。

ボーンマスvsアーセナル 11月25日
ハダーズフィールドvsブライトンアンドホーヴアルビオン 12月1日
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCvsチェルシー 12月5日
AFCボーンマスvsリバプール 12月8日

面白いところが3点あります。短期間に集中して広告を出していること、4試合中3試合は世界的に有名なクラブが絡んでいること、有名なクラブが全てアウェイであることです。
サッカーを見ていると毎週末やっているような錯覚を覚えますが、実際は代表戦を含むため毎週やっているわけではありません。更にプレミアリーグはカップ戦を2種類開催しており、週末にカップ戦の試合を行うこともあります。
そんな事情やCL・ELを含めてみると、2週間で4試合全部リーグ戦という日程は非常に稀です。

残り2点は対戦表を見てもらえると分かるかと思います。アーセナル・チェルシー・リバプールの名前がありますよね。これらのサポーターが今回のメインターゲットなのでしょう。
更にこれら強豪クラブの試合を1試合ずつしか取り上げていないところに、広く知名度を上げようという戦略を感じます。実際試合を見ていたら、OKExの名前が表示されている回数はそれほど多くなかった気がしました。
全部アウェイなのは、広告料の問題なのだと思います。期間中にはもっと注目度の高そうなマンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルやチェルシーvsマンチェスター・シティのような試合も行われていますからね。

まとめ

最近仮想通貨業界の不況の話をよく耳にします。SNSのSteemitは従業員の7割を解雇、イーサリアムクラシックの開発会社の1つであるETCDEVが解散を発表しました。業界的にも資金面で苦しんでいるのは間違いないでしょう。
今回のOKExの広告は、苦しい資金の中で如何に効率よく注目を集めるか考え出した作戦のような気がします。