マネックスCEO松本大氏のインタビューとサッカーの現状

先日コインテレグラフにマネックスグループの松本大CEOの仮想通貨に関するインタビューが掲載されました。マネックスグループは2018年1月に発生したネムの大量流出事件の後で、コインチェックを子会社にしています。

仮想通貨のイメージ刷新とサッカーの現状 

基本的には松本氏のインタビューは大変参考になりました。ステーブルコインによる税収中抜きへの懸念など、私では思い浮かばない話です。
ただ一点、仮想通貨のイメージ刷新の話だけは少し気になるところがあります。以下はコインテレグラフに掲載された松本氏の言葉です。

「例えば、マーケティング用にコカ・コーラ社によって「コーク・コイン」が配られて、もらった人はコンビニやレストランでコーラが買える。コーラ以外に綾鷹などコカ・コーラ社の製品は買えるが、ペプシは買えない。一方、コインを受け取った店舗側は、そのコインでコカ・コーラ社の製品しか仕入れられない」

【独占インタビュー】「投資家よ、アクティビストたれ」マネックス松本CEO が仮想通貨投資家に伝えたいことより

https://jp.cointelegraph.com/news/exclusive-monexs-matsumoto-okis-ambition-is-to-educate-crypto-currency-investor-to-become-activist

前後の文章がないため判断しにくいのですが、この言葉だけを見るとまだ「コーク・コイン」のような仮想通貨は今のところ存在しないという意味合いに聞こえます。
しかし2018年12月現在のサッカーの現状を見ると、似たようなものは既に出ていると思うのです。

2018年のベスト・オブ・ICOを受賞したチリーズ

チリーズとは投票によりスポーツを盛り上げようという仮想通貨です。フランスのサッカークラブであるパリ・サンジェルマン(PSG)、イタリアのサッカークラブであるユベントスとも提携しています。
まだ上場した取引所は存在しませんが、2018年12月現在で最も注目を集めている仮想通貨のひとつでしょう。
チリーズのプラットフォームであるsocios.com(ソシオス)は、定期的にPSGやユベントスのVIP席観戦チケットをプレゼントしています。
松本氏のインタビューにある「コカ・コーラ社の製品は買える(選択できる)」ほどの自由度はありませんが、近いところまでは届いているのではないでしょうか。

プレミアリーグ7クラブと提携したeTORO

国際的な仮想通貨取引所eTOROもサッカーファンに向けたプレゼントを行っています。ツイッターを見ていると、eTOROによって観戦チケットを貰ったと思われる呟きも存在します。

FC琉球とGMOコイン

仮想通貨とサッカーの事例は海外だけではありません。日本でも既に動きが出ています。
GMOコインは沖縄を拠点としているサッカークラブFC琉球と提携しました。
GMOコインとFC琉球との契約には、当時J3だったFC琉球がJ2に昇格した場合にビットコインでボーナスとして贈呈するというものも含まれています。
FC琉球は無事2018年のシーズンをJ3首位で終了、J2昇格を決めました。ホーム最終節でGMOコインから1,000万円相当のビットコインが贈られています。
この他にもGMOコインが主催した「GMOコインpresents 全島サッカー1万人祭り」という試合も行われています。

まとめ

私は松本氏の揚げ足取りをしたいわけではありません。言いたいことは以下の2点です。

1.コインチェックもスポーツクラブのスポンサーをしてみませんか
2.コインチェックでチリーズを取り扱ってみませんか

スポーツクラブのスポンサーはTVCMほどの即効性は無いかもしれません。ですが松本氏の考える「有用な使われ方」に近いものではないでしょうか。