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F1のロッカールームをやっているチリーズですが、そちらの提携発表よりも前にNASCARのラウシュ・フェンウェイ・レーシングとの提携が決まりました。モータースポーツはそれほど詳しくないのですが、今回はこのラウシュ・フェンウェイ・レーシングとの提携について解説します。
ここ最近の提携で注目するべきポイントの1つが、ファントークンを発行することが決まっているかどうかです。アイスホッケーのニュージャージー・デビルズ、クリケットのインディアン・プレミア・リーグの3チームの公式発表では、ファントークンについて触れていません。今後発行する可能性はあるかもしれませんが、現段階では未定ということでしょう。
今回のラウシュ・ファンウェイ・レーシングとの提携の公式発表では、ファントークンを2ドルで販売と明記されています。さらには、レースカーの塗装、チームのユニフォーム、ピットのサインなどを選択する権利があるという記載もあります。ファントークン発行に合わせて投票も開始するということかもしれません。
ラウシュ・フェンウェイ・レーシングの親会社は、フェンウェイ・スポーツ・グループというアメリカ企業です。ボストンに本社があるらしく、同じくボストンを本拠地としているMLBのボストン・レッドソックスも保有しているようです。またサッカーのイングランド・プレミアリーグ所属のリバプールFCもフェンウェイ・スポーツ・グループの傘下に入っています。
今回のラウシュ・フェンウェイ・レーシングとの提携をきっかけに、ボストン・レッドソックスやリバプールFCとの提携もあるかもしれません。
NASCARのシーズンは2月~11月です。ただしレギュラーシーズンは8月まで、9月~11月までは、ランキング上位者によるプレイオフへと移行します。2021シーズンも既に始まっており、執筆時点(5/18)では、ラウシュ・フェンウェイ・レーシングに所属するライアン・ニューマンは20位、クリス・ブエスチャーは14位となっています。当面の目標は、プレイオフ出場ということになるかと思います。
NASCARはチリーズが提携した初のモータースポーツとなりました。モータースポーツ業界へのインパクトも期待したいところですが、親会社やスポンサーを通じて、ほかのスポーツにも影響を与えることも考えられます。まずはラウシュ・フェンウェイ・レーシングがどのようにファントークンを使うのか楽しみにしたいですね。