既にNFTを発行しているNBA topshotを徹底解説

NBA ttopshot webサイトより

NFT発行が噂されているチリーズですが、執筆段階(3/24)段階ではまだ明らかになっていません。そこで今回は参考として、最近注目を集めているNBA topshotについて解説します。

特徴1.米ドルで販売

多くのNFTはETH、あるいは発行元の通貨で販売されています。これに対してNBA topshotは米ドルで販売しています。法定通貨で販売したことにより、仮想通貨に興味のなかった人も参加しやすくなったのかもしれません。

特徴2.数量限定のパック販売

NFTの販売方法は幾つかありますが、NBA topshotはパック販売という方法を採っています。パック販売はソーシャルゲームやカードゲームなどでも使われている方法ですので、馴染みのある人も多いでしょう。特にパック開封は盛り上がるため、YouTubeなどで配信する人もいます。
また販売しているパック数も限定されています。1度20万パック販売されたこともありますが、多くは5万パック未満です。販売数が限定されていることで、購買意欲を高めているのかもしれません。

特徴3.自サイトにマーケットプレイスを設置

NBA topshotでは、獲得したNFTを自サイトのマーケットプレイスで売買可能です。ユーザーから見ればパックを販売しているところにマーケットプレイスがあるので分かりやすいですし、UIもNBA topshot用に特化しています。同じNFTでもシリアルナンバーごとに販売価格が異なっており、プルダウン形式で選ぶことが可能です。
また運営者側から見れば、マーケットプレイスの手数料を収益として得ることができます。確認したところ手数料は5%でした。これにより、運営はパックの販売による利益とマーケットプレイスの手数料による利益の2種類を計算することができるようになっています。

まとめ

今回調べてみて感じたのは、まだNFTの販売方法に最適解は見つかっていないだろうということです。これまでのNFTは大手のマーケットプレイスで販売することが通例でした。ですがNBA topshotは、単体で成功を収めています。バイナンスもNFTに参加すると見られていますが、このあたりで新たな販売方式などを見つけたのかもしれません。