来季にも繋がる無観客試合の見方や楽しみ方を考えてみた

各国でスポーツ再開の動きが出てきています。台湾や韓国では既に野球が始まり、欧州ではサッカー再開に向けて話し合いが始まりました。
ですが当面は無観客試合、更には中立地感染者が少ない地域での開催と2重3重に新型コロナウイルス対策が考案されています。今回は無観客試合に対する考え方について考えてみます。

そもそも無観客試合は懲罰の意味合いが多い

サッカーでは稀に無観客試合が開催されます。この多くはファン同士の乱闘などが原因です。試合を無観客にすることで本来入るはずだった入場料や飲食代を与えないことで懲罰としています。
しかし今回に限っては、懲罰としての意味合いはありません。制限しなければ会場周辺に観客が集まる可能性もあります。中立地開催にはファンを会場周辺に集めないという意味合いも含まれています。

観客席への加工

ドイツでは観客席にファンのバストアップの段ボールを置くというアイディアが提案されています。既に1万件を超えているそうです。以下のURLで確認可能です。


このキャンペーンの面白いところは19ユーロ(約2,180円)で販売していることです。今回の新型コロナウイルスで経営が厳しくなっているクラブが多いでしょう。このキャンペーンで少なからず経営の足しになるのであれば、喜んで19ユーロを出す人も少なくないはずです。

投げ銭

上で紹介したキャンペーンは、恐らく広い国で応用可能でしょう。しかし中立地で開催されるとなると観客席への加工が難しくなるかもしれません。
無観客試合対策のひとつに投げ銭が検討されています。エンゲートでは5月31日まで決済手数料を除く収益をチームに還元することを決めました。当初3月31日までの予定でしたが、既に2か月延長されています。エンゲートのキャンペーンについてはこちらで解説しています。

ハーフタイムショー

新型コロナウイルスで影響を受けているのはスポーツだけではありません。音楽や芸能も同様です。だったらこの機会に協力してみてはどうでしょう。
スポーツの試合前やハーフタイムでアーティストが登場することは珍しくありません。加えてアーティストのファンもショーを待望しているのではないでしょうか。

まとめ

個人的に今年はデジタル視聴元年になるのではないかと考えています。現在のスポーツ観戦は、現地観戦最高という考え方が一般的です。しかし現地で見ている人と日頃からデジタル視聴をしている人はどちらが多いのでしょうか。
無観客試合ではデジタル視聴しかできません。この機会にデジタル視聴者の数の把握やアプローチ方法を模索するべきではないかと考えています。