3月30日に行われたチリーズ(Chiliz)のキーノートについて徹底解説

3月30日にチリーズのキーノートが開催されました。チリーズはこれまでも定期的にキーノートを開催しており、2週間前の3月16日にもAMAを行っています。
2週間しか間隔が開いていないため大きな話は少なかったのですが、幾つか新しい情報が発表がありました。今回はキーノートで発表された新しい情報についてまとめます。

コナミのPESにBlur2が登場

コナミの開発しているサッカーゲームのウイニングイレブンシリーズですが、海外ではプロエボリューションサッカー(Pro Evolution Soccer:PES)と呼ばれています。EAの開発しているFIFAシリーズと人気を二分しているシリーズです。

コナミはバルサのスポンサーでもあり、コナミの開催しているeスポーツの大会にバルサのeスポーツチームも参加しています。新型コロナウイルスの影響で大規模なイベントが今でも、バルサのeスポーツチームはPESロケットリーグでファンを盛り上げています。

ウイイレのようなサッカーゲームでは、実在の選手の名前スタジアムが使われています。これが人気の秘密でもあります。それだけではなくゴールした時のパフォーマンス(セレブレーション)チャントなども再現し始めました。このためユベントスのゴールチャントで採用されたBlurSong2もゲーム内に収録されたようです。

今後チャントやゴールパフォーマンスの投票が来た時には、ゲームに取り入れられた時のことも考えておいた方が良いかもしれません。

Socios.comカード発行

スポーツには多くの企業がスポンサーとして巨額の投資を行っています。ここで問題になるのは、「投資に見合うだけのリターンをスポンサーが得ているか」ということです。

投資ですので必ずしもリターンを得られるわけではないという冷徹な見方もあるでしょう。しかしリターンが得られなければスポンサーは離れていくでしょう。長い目で見るとチームにとってもスポンサーにとっても、ある程度のリターンはあった方がいいのです。

リターンに結び付けるためにはファンをスポンサーを繋げる導線が必要です。この導線は未だに十分に構築されていません。導線の構築はスポーツビジネス全体の問題と言えるでしょう。Socios.comカードを使ってスポンサー企業で買い物をすると、特典としてファントークンが貰えるようです。ファントークンがファンをスポンサーを繋げる導線になるということでしょう。

まとめ

キーノートではこの他にも「2100万CHZをバーン」、「4月15日に$JUVからチリーズネットで取引予定」などが発表されています。新型コロナウイルスの影響を少なからず受けているチリーズですが、開発は続いているようです。