FCバルセロナがチリーズ(Chiliz)と提携した理由を徹底考察

チリーズ/ソシオスドットコムとFCバルセロナ(以下バルサ)が提携しました。チリーズ側から見れば巨大なファンを抱えるバルサと提携できることは、営業規模の拡大宣伝など大きなメリットがあります。ではバルサのメリットがどこにあるのでしょうか。
今回はバルサ側から見たメリットについて考察します。

デジタルコンテンツの充実

2018年12月にバルサは新しいウェブサイトアプリを立ち上げました。この時の発表でも新サイトとアプリの立ち上げ目的を「バルサのソシオとファン同士の交流を図る」と説明しています。このあたりの考え方がチリーズの目的と一致したのでしょう。

この時の発表は以下のURLで確認できます。

スナック視聴への適合

スナック(Snack)視聴とは、「何かをしながら試合を見る」という視聴スタイルです。食事をしたり友人と話をしたりスマホでSNSを見たりしながらの視聴ですね。

スナック視聴のプラス要素

スナック視聴については賛否があります。賛成の意見としては食事代などの副収入が期待できることですね。スタジアムでの飲食はもちろん、テレビで視聴しているファンに対してもスポンサーを通してアピールすることが出来ます。
上で紹介したデジタルコンテンツの充実もスナック視聴のプラス要因です。ファウルなどで試合が止まった時に、他の試合の結果や選手の走行距離といったデータを提供していけばファンを飽きさせません。

スナック視聴のマイナス要素

逆に否定意見としては、スナック視聴でスポーツの本質が歪むという意見もあります。極端な例は「ハイライトだけで視聴を済ませる」などですね。短時間の視聴で済むのは視聴者にとって大きなプラスなのかもしれません。ですが試合の流れ監督の采配観客の熱量といった要素は削ぎ落されるでしょう。
この流れが続くと、スタジアムまで試合を見に来る人も減っていくことになります。スナック視聴の流れを完全に止めることは難しいと思われるので、ファンを飽きさせないサービス展開の重要性がより一層増していくでしょう。

まとめ

今回はバルサで取り上げたスナック視聴ですが、サッカー以外のスポーツでも同様の議論が行われています。過度なスナック視聴を止めるためにもデジタルコンテンツの充実は、さまざまな分野で必要になっていくでしょう。チリーズの考えるファンエンゲージメントは、スポーツの本質を守るために必要不可欠なものになるかもしれません。