チリーズで計画されているスポンサー企業によるギブアウェイキャンペーンを考察

以前からソシオスのアプリにあるトークンハントを使ったギブアウェイキャンペーンの話は度々出ていました。スポンサー企業のトークンを購入して小売店周辺にトークンを配布してもらい、小売店にファンを呼び込むというキャンペーンです。
これだけでも興味深いキャンペーンなのですが、どうやらそれだけでは無いような気がしてきました。今回はギブアウェイキャンペーンに関する私なりの考察をまとめます。

考察1.スポンサー企業もCHZを購入

25日のAMAでギブアウェイキャンペーンについて少しだけ話がありました。この時にスポンサー企業もCHZを購入すると言葉が出ています。
これまでギブアウェイキャンペーン用に私は、法定通貨→ファントークンの専用ルートが用意されているのだと考えていました。
キャンペーンを開催するためには相応数のファントークンが必要になります。そこで各チームは何割かの値引きを行い、スポンサーは格安大量にファントークンを仕入れるという関係だと思っていたのです。一般的な小売ではよく見られる仕組みですね。
ただしチリーズ側から考えると、この仕組みでは美味しくありません。チリーズ側はキャンペーンのために小売店周辺にトークンを配置するものの、配置作業分の手間賃をチリーズは手に入れることが出来ないためです。
しかしスポンサー企業もCHZを購入するとなると話が変わります。CHZ→ファントークンの時に発生する手数料がチリーズ側にも入るためです。スポンサー側が大量にファントークンを仕入れようとするほど、チリーズの得る収入も増えると思われます。

考察2.CHZの取引価格への影響

考察1ではチリーズ側の視点からキャンペーンを考えました。次はスポンサー側の視点からキャンペーンを考察します。スポンサーの立場から見ると、どれだけ安くファントークンを仕入れられるかは重要な要素です。安くファントークンを仕入れるためには、どれだけ効率よくCHZ及びファントークンを交換できるかにかかっています。
執筆段階でファントークンを効率よく手に入れる方法を考察することは出来ません。しかしCHZ単体であればCHZが安い時に買えばいいだけです。ひょっとしたら1CHZ≒0.5円の底値の時に買いに走ったスポンサー企業もいたのかもしれません。
本来チャートが下落トレンドに入っていると、投資家なら新規で買いを入れるタイミングを読むのが難しいです。ですがスポンサー企業の立場であれば、下落トレンドでも気にせず新規の買いを入れられます。客観的に見るとスポンサー企業が、CHZを買い支えている状況になるのではないでしょうか。

まとめ

当初トークンハントの目的は、CHZやファントークンを広めることだと私は考えていました。この目的自体はあると思います。ですが無料で配布するギブアウェイは取引価格を下げる要因にもなりやすく、あまりするべきではないなどの否定的な考えをあるでしょう。
ただトークンハントの仕組みを考えていくと、取引価格を下げにくくするように設定されている気もします。