OGも参加するDota2世界大会「The International2019」を徹底解説

Dota2の世界大会であるThe International2019(以下ti9)の開催まであと2週間を切りました。ti9には昨年開催されたti8で優勝しソシオスドットコムと提携しているOG、ti8で準優勝のPSG.LGD、ti7で優勝したチームリキッドなども出場します。
そこで今回はti9の見所などを解説しておきます。

賞金総額3,100万ドル以上

ti9の賞金は初期プール160万ドル+バトルパスの売上25%で計算されています。バトルパスとは各キャラクターのスキンなどがまとめられているDLCみたいなものです。
8月2日現在の賞金総額は約3,130万ドルになりました。開催までにもう少し増えるでしょう。
ちなみに3,100万ドル以上というのは賞金総額であって、優勝賞金ではありません。ti8では賞金総額約2,550万ドル、優勝賞金は総額の44%にあたる約1,120万ドルでした。

グループステージとメインイベントの2部構成

ti9は1回のトーナメントで全てが決まるわけではありません。グループステージとメインイベントという2つの形式で成績を競うことになります。
ti8と同様であればグループステージは、9チームごとに2つのグループに分かれての総当りです。勝利2p、引き分け1p、敗北0pでポイント計算が行われ、各グループのポイント上位4チームは次のメインイベントで上位シード(Upper Bracket Seed)として扱われます。
上位シードの特徴は対戦数が少ないことです。8チームしかないため、3回勝利するだけで決勝戦出場が決定します。
グループステージの5位から8位は下位シード(Lower Bracket Seed)です。下位シードも当初は8チームですが、途中からは上位シード敗者も加わります。
このため下位シードでは最終的に、上位シードで決勝戦出場を決めた1チームを除く合計15チームで、もうひとつの決勝戦出場枠を争うことになります。
始めから下位シードで決勝戦まで勝ち上がるためには、6回勝利する必要があります。
なお各グループ最下位はメインイベントに出場できません。グループステージ敗退です。

8月15日開幕

グループステージは8月15日~8月18日までの4日間、メインイベントは8月20日~8月25日までの6日間の予定です。
このため下位シードから勝ち上がるためには、ほぼ毎日対戦することになります。



まとめ

始めの見所はグループステージ4位以内に入れるかどうかでしょう。上位シードに入ることさえできれば、メインイベントで大きなアドバンテージになります。
まずはOGが無事グループステージで4位以内に入れるかどうかを見ていきましょう。