平均年齢67歳の世界最高年齢eスポーツチームがFPSの世界ツアーに挑戦

 世界的なニュースサイトであるCNNで平均年齢67歳という高齢者eスポーツチームの記事が出ていました。直接仮想通貨には関わりませんが、中々興味深い内容だったので記事をまとめてみます。
ちなみにCNN内では、スポーツではなく健康分野に分類されていました。

Lenovoがサポート

今回紹介されていたのはスウェーデンのeスポーツチーム「シルバースニッパー」です。
FPSゲームのカウンターストライクが主戦場のようですね。調べてみたら公式サイトまで用意されていました。メンバーの成績まで公開されています。
シルバースニッパー公式サイト
コーチを務めるのは38歳のトミー”ポッティ”インジェマルソン、過去に10度世界王者に輝いたプレイヤーです。
興味深いのは、PCメーカーのLenovoがシルバースニッパーのスポンサーになっているところです。シルバースニッパーの公式サイトにはLenovoの商品も紹介されているので本気なのでしょう。
昨年秋には世界ツアーにも参加、メンバーのひとりであるインガー・グロテブラッド氏は南アメリカ大会への参加が目標のようです。

ゲームによるアンチエイジング

記事内ではeスポーツがゲームの上手い人の特権となっていることを否定していません。シルバースニッパーのメンバーであるモニカ・アイデンフォース氏の愛称は「ティーンスレイヤー」となっています。
ですがゲームによって得られる楽しさ・幸福感は健康や寿命に大きな与えます。ゲームに集中することで脳のネットワークを活発化する効果が期待できます。グロテブラッド氏もこうした変化に気付いているようです。

節度は必要

記事の最後には、バランスをとることの大切さも書かれていました。ただゲームをするだけで健康になるというわけではありません。
シルバースニッパーとしても集中して頭を働かせ社交的に楽しむことによる長寿が、目的になっているようです。

まとめ

eスポーツというとどうしても、若者でゲームの上手い人による勝負というイメージがあるのは否めません。ただ高齢者でもeスポーツによる関心が高まっているようなら、その内シニア大会が開催されるかもしれませんね。
実際ゴルフ陸上競技はシニアやマスターズ専門の大会・ツアーが開催されています。高齢者にも活躍できる場を提供するという意味でも面白い気がしました。